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 40年近く前に撮影した写真の白黒ネガフイルムを整理しようと、ネガの入った段ボール箱を開封したところ、
強い酢酸臭がして、ネガの表面がベタつき、ワカメのように変形していました。

 以前、現像所の方に話を聞いていたのですが、「古いネガフイルムが加水分解により酢酸臭を放ち急激に溶けて画像が滲み丸まってストローのようになり、プリントもスキャニングもできなくなる。これをビネガーシンドロームというそうです。」
 まさか自分の撮影したネガがこんなことになるとは・・・、

あわてて、ネットで調べてみたところ、世の中では深刻な問題になっていることを知りました。 
1950年代~1970年代にかけての35mmネガフイルムや映画フイルム、8mmシネフイルム、図書館などで保存されているマイクロフイルムなどにビネガーシンドロームがおき、大きな問題になっているそうです。

 詳しい事はネットに沢山載っていますので、調べて頂ければと思います。

 皆さんむかし撮影した白黒フイルムをお持ちでしたら、開けて臭いを嗅いでください。酸っぱい臭いがしたら
急いでデジタルスキャニングしてデータにしておいてください。さもないと二度とプリント出来なくなるでしょう。

 私もまだ救えるネガを急ぎスキャニングに取りかかります。
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【2011/09/21 23:45】 | 未分類
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